「ほの国探究サミット」は、時習館SSH事業「東三河STEAM教育フォーラム」の一環として実施され、東三河の高校生や地域の方々との「異分野」交流による探究課題の発見とともに、SSHの成果を地域へ公表・普及することを目的としています。第1回となる今回は、時習館高校に加え東三河の高校・校舎計9校から、生徒29名が参加しました。
主催:愛知県立時習館高等学校
協力:愛知県立福江高等学校、渥美半島観光ビューロー、田原市役所

<プログラム> 
(1)講演会(福江高校にて)
 田原市役所商工観光部 観光課 課長 折戸 裕美 様
 演題「渥美半島の観光地域づくり」
 渥美半島の観光施策と課題についてや、観光交流人口の拡大を目指すための実際の取り組みをご紹介いただきました。

講演会

(2)フィールドワーク
 「伊良湖菜の花ガーデン ひまわり畑」「ココナッツビーチ伊良湖」の2か所を、それぞれが抱える課題について考えながら巡りました。現地の方々にもインタビューを実施し、実際の声を聴きながら、考えを深めました。

伊良湖菜の花ガーデン ひまわり畑
菜の花ガーデンにて 渥美半島観光ビューローの方にインタビュー
ココナッツビーチにてインタビュー

(3)班別協議(福江高校にて)
 異なる高校の生徒で班をつくり、フィールドワークの振り返りや、生徒たちが感じた課題についてディスカッションをしました。班で1つ探究のテーマを設定し、ポスター1枚にまとめました。協議のあとは、班ごとにテーマを発表し、全体に共有しました。

ポスター作り
プレゼンテーション

<参加者アンケートより>
・高校が違う友達もできて、いつもとは違う感じですごく楽しかったです! それぞれ学習面だけでも違うところがたくさんあって、話していて楽しかったです! サミットも、自分の地元である東三河をテーマとして、渥美半島についてもっと知れたし、より良くなってほしいという思いが強まったいい機会でした!
・他校の子と交流できたことで、自分とは違う視点から考えを深めることができました。他にも、フィールドワークを行うことで、机に向かって本やインターネットで調べるだけでは分からないことが、実感を持ってとてもよく分かったように思います。

参加した生徒たちは今日の成果を持ち帰り、各校での探究活動につなげます。時習館高校の生徒は、このイベントで見つけた課題意識や実践内容を、SSHの探究活動に活かしていきます。