第2回ほの国探究サミットが8月3日(月)に開催されました。「ほの国探究サミット」は、時習館SSH事業「東三河STEAM教育フォーラム」の一環として実施され、東三河の高校生や地域の方々との「異分野」交流による探究課題の発見とともに、SSHの成果を地域へ公表・普及することを目的としています。第2回となる今回は、時習館高校と国府高校の生徒10名が参加しました。

主催:愛知県立時習館高等学校
協力:愛知県立三谷水産高校、蒲郡市役所、(株)サンローズ、(株)サンリドー宮成工場、あいち産業科学技術総合センター三河繊維技術センター、笹や(昼食会場)

〈プログラム〉

(1)講演会(三谷水産高校にて)

講演者:蒲郡市役所 産業振興部 産業政策課 主事 小田 泰寛 様
 演題:「蒲郡市の産業について」

 繊維産業を中心に、その歴史的背景や現状について説明していただきました。また蒲郡市役所としての支援や取組みについて紹介していただきました。「その取組みの効果はありましたか?」「綿花の栽培を機械化できませんか?」など、生徒からの質問にも丁寧に答えていただき、蒲郡市を知る良い機会となりました。

講演会の様子

(2)産業見学および企業説明会(サンリドー宮成工場)
 前半では、(株)サンリドー宮成工場工場長 横山守様による見学会が開催されました。生地の採寸裁断からカーテン製品が出来上がるまでの工程をご説明していただきました。後半では、(株)サンローズ代表取締役社長 榊原功二様による企業説明会が開催され、企業紹介から企業としての取組みなどについてご紹介していただきました。生徒から「捨てられる端切れはバレエの衣装に再利用できるのでは?」などのアイデアが出るなど、ものづくりに対する興味が深まりました。

工場見学の様子
企業説明会の様子

(3)昼食(笹や)
 生徒たちは、初めて食べる三河湾産のアサリを使ったガマゴリうどんやメヒカリの唐揚げを堪能しました。

(4)研究施設見学(三河繊維技術センター)
 三河繊維技術センターセンター長 杉本賢一 様による研究施設説明会の後、2班に分かれての施設見学会が開催されました。生徒たちはロープ強度試験を実際に見学し、ロープが破断する音や様子に驚いていました。見学会の最後には若手研究者との対談の時間が設けられ、将来を考えるよい機会となりました。

繊維を見学する様子

(5)研究協議および成果発表
 10名を3班に分け、講演会や見学会の振り返りや生徒たちが感じた課題についてディスカッションをしました。班で1つのテーマを設定した後協議を行い、ポスター1枚にまとめました。班ごとにテーマを発表し、全体に共有しました。

ポスター製作の様子
成果発表の様子

〈参加者アンケート(参加してよかった点)〉
・蒲郡の産業について学べたこと。
・生産者と産業振興者の視点から見た産業の課題を知ることが出来た。
・その市の課題や企業の取り組みなど、様々なことを知り、そこから自分たちで考えられたこと
・蒲郡市のうどんや、繊維産業が盛んであることなど、初めて知ることが多く、また、それらの課題につい ても考えることができたので、良かったです。

他にも、机に向かって本やインターネットで調べるだけでは分からないことが、実感を持ってとてもよく分かったように思います。
参加した生徒たちは今日の成果を持ち帰り、各々の探究活動につなげます。また、時習館高校の生徒は、このイベントで見つけた課題意識や実践内容を、SSHの探究活動に活かしていきます。